この広い宇宙には、何千、何億という星がある
それは私達の知らぬ内に生まれ、そして、消える












「星は綺麗なものだな…」



ラクウェルがポツリとそう言った
吸い込まれそうなくらいの広い空を見上げながら
闇に染まった空の中には自らの存在を知らしめるかのように星が瞬く


「どうしたんだ?急にそんな事言い出して」


ラクウェルの言葉に、アルノーが返した
ラクウェルはいったん上げていた視線を下ろし、自身を見、次にアルノーを見る





「…ただ…思ったんだ。普段気付かずに過ごすが、一度見上げれば星はこんなに美しいのだからな」





当たり前だが、その通りだと思う




「一つ一つの星に名前はないがら星同士を繋げれば美しい星座にもなる。まるで…一人では生きられない人間と同じだな」




苦笑混じりに言った後、うつ向いた
自分の傷の事を言っているのだろう
しばらく、沈黙がその場を包んでしまった


「…ラクウェル、俺は…一人で生きられなくてもいいと思う」


先に沈黙を破ったのはアルノーだった
ラクウェルは何を言い出したのか、とアルノーを見る







「人が一人で生きられないからこそ、ラクウェルは俺を頼ってくれるだろ?」








言ったと同時に、ラクウェルは意味を理解し、真っ赤になった
けれど、あながち間違っていないのが少し悔しいものだ、と思った








END




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