ティアへ告白した数ヶ月後
両親、叔父といった親族や仲間などに報告した
中でもナタリア、叔父上には謝罪の言葉とともに
もとはアッシュとの間に交された婚約だったが、自分が被験者となり代わって『ルーク』になったことには変わりなく、婚約破棄を申し出たのだから、と
叔父上も、ナタリアもなんとか承諾してくれた
身勝手かも知れない、と付け足すとナタリアは首を横に振って




「これはあなたの決めたこと。
哀しくないと言えば嘘になりますけど、それ以上に嬉しいのです。
幸せになってください、二人で。アッシュの分まで」




涙のひとつも見せずに、ナタリアは言った
その言葉に俺は「絶対に約束する」と頷いた
俺の言葉に、ナタリアは心底満足したように頷き返してきて
それに少し安堵の感情を覚えながら、俺はその場を後にした







後日
なぜか話の進められていたらしい式を執り行った
事は俺がティアに告白したのをメイドと母上が聞いていたから
近いうちに報告してくるだろうと思いつつも、待ちきれず内密に準備が進められていた
飽きれる思いもさることながら、こんなにも祝福されることに嬉しさが込み上げる


「…俺、今すっげぇ幸せ」


と呟くと、ティアは驚いたあと、優しく笑った
率直な気持ち
俺は、こんなにも恵まれてて、こんなにも―幸せだ

「私も、そう思うわ」

そう付け加えたティアの表情はとても穏やかに微笑んでいて
その仕草さえ、愛しい
俺は、ティアを抱き締めた
ティアは俺が抱き締めると同時くらいに小さく声をあげて
その仕草にも愛しさを覚えてちょっとやそっとじゃ振り解けないくらいに力を込めて抱き締める

「…ルーク、痛いわよ…」

と、少し抵抗するものの、本当に振り解く気などないようで
いい加減、ティアの顔が真っ赤に染まった頃合を見て放してやる

「…ティア」

真っ赤に染まった顔を隠すように、拭いているティアを呼ぶ
何事かと顔を上げたティアに、不意打ちのキス
驚いて固まったティアに、今度は耳元で囁いた









「…大好きだよ、メシュティアリカ









そんなことを言われるとは思ってもいなかったティアは、もっと頬を染めて
言った後で恥ずかしさが込み上げた俺も、同じように顔が紅いだろう
けれどすぐに笑い合って、また、今度はどちらともなくキスをした


「…ずっと一緒に居ような、ティア」
「…もちろん、そのつもりよ。ルーク」


俺とティアはまた、約束を交わした
決して、終わることのない約束を

ここに、ひとつの物語が終わりを告げ、また新しい物語を生むのだろう







たくさんの、生命(オモイ)と共に―――――















END




後書きと言う名の言い訳

長々とスイマセンUu
長編はこれにて閉幕
まだ二世物語とか書きたいのですが、気力が持たないのでここまでです
まとまってないのでわかりづらい文章かも知れませんが、その辺は妄想でカバー(?)して下さい
こんな文章でも共感してくださる方が一人でも居れば幸いです


11/08/2007 管理人

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